翌日、用事で山を下りてたんだけど、街から山の方に光る雲が見えた。しばらくしたら四つに分かれて消えた。(これほんとに雲か?)という変な動き。京都の鞍馬寺でも、こういう雲を見たことがある。
それから山に戻る途中で激しい天気雨。雨が止んだら、空には巨大な龍王雲が。撮るときは崩れかけてるけど、もっと綺麗に炎をふきあげるような形をしていた。とにかく巨大で圧倒された。この方角には、龍神さんが棲む神社がある。
以前ここから見えた雲は、そのときよりはひと回り小さい。犬神さんかと思ってたけど、龍神さんだったんだな。なに子どもみたいなこと言ってんだと、笑われるのかもしれない。でも人はみな、見えない存在に守られている。
思い返すと、易紙による映色作品は年初から雪による龍で始まっている。映色をしているとよくわかるんだけど、今年は例年とは違う激しい光の炎のような模様が現れていて、地脈、水脈が蠢いているのを感じていた。地震や火山の噴火が多いのもそのせいだろう。
神即自然を出版した後に、ライオンズゲートというのを教えてもらった。地球上にエネルギーが降り注ぐ時期らしく、そのパワーが最大化するのが8月8日頃だったらしい。出版時期と一致する。じつはこの本は一か月以上前に完成していた。でもなぜか今じゃない気がして寝かしていたのは、ゲートが開くのを、無意識が待っていたからだろう。でもライオンではなくて、ドラゴンズゲートという気がする。干支は虎だけど、今年はずっと龍を感じている。
数日前に自分へのご褒美に迎えたアガベのケルチョベイ。変な名前だなとは思ったけど、元気がよさそうで即決した小さな群生株。後で調べたら、和名が紫雲竜だとわかった。紫雲の竜ってまさにそのときに描いてた絵。紫雲とは阿弥陀仏が来迎するときに乗るめでたい雲らしい。無意識の力には、いつも後から驚かされる。