この場所は橋の下で、外からは見えないんだけど、流れ着くほど雨は降ってないし、上から落ちてきたにしては、ここでこんな形で止まるのはかなり変。かなり大きいので、重機使わないと運ぶのは難しいから、誰かが置いたとしたら、その人は人間ではないだろう。
たまたま一週間くらい前から制作していた作品が、こういう形の大樹だった。想いが現象化したのだろうな。
人が座っているような形の謎の切り株(流木)は、彼岸からメッセージを伝えに来た精霊のようで、見れば見るほど不思議な気持ちになる。
ふと降りてきた言葉は『絵で世界を救え』。
と、ここまで抑えきれない想いのままに書いたところで、竈馬が右手から右肩に向かって登ってきてびっくり。締め切った部屋の、何処から入って来たのだろうか。そしてこのタイミング。竈馬は別名カミノツカイ。
でもさすがは自然神。「絵で食えるようになれ」とか「有名になれ」とか「もっと上手く描け」とか、そんな小さなことは言わない。
世界を救うという巨大なビジョンなら、死ぬまでモチベーションは下がらない。達成できたかはどうかは、後世が判断すれば良いのだから。