2017/08/04

蓮の花(2)

不思議な夢を見た。感動して涙を流していた。とても大切なことを教えてもらった気がするのだけど、どうしても内容を思い出せない。三日前も同じ夢を見て泣いていた。

生命が何度も生まれ変わり、フラクタルに展開している、スパイラルで動的なイメージだけが、ぼんやり残っている。泣いてしまうってほとんどないから、夢でなにがあったんだろうと不思議に思ってた。

それから蓮の花を見に行った。陽射しの強い昼下がりだった。なんとなく蓮の下(地下世界)が気になって観察してたら、金色の鯉が出てきてびっくり。いままで数え切れないほど通ったけど、鯉がいたのには気づかなかった。花ばかりに気を取られて、本質的なことを見過ごしているような気がした。

人間は見たいものを見てしまう。つまり人間は人間というフレームからは逃れられない。でも本質的なものは、フレームの外からやってくる。今日はじめて姿を見せてくれた金色の鯉は、普段は制御されている知覚の門を、解放させた夢の化身に違いない。本質的なものは、本人にしかわからないようなタイミングを利用して、魂を揺さぶる。


 

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