六甲周辺に取材旅行、観音山、ゴロゴロ岳、金鳥山中腹まで登る。近場だけど、探していた岩も見つかり、とても刺激的で有意義な旅だった。予想していたよりもわかりにくくて険しい山道で、観音山山頂付近で道に迷い、焦って左足をグニャってしまった。でもそんなときに山腹で野生のツツジの花に出会い、心の底から気持ちが安らいだ。
不思議なもので、岩にも歓迎してくれているものと、そうでないものがある。探していた岩は導かれるように辿り着いたけど、ある岩は怖かったので近づかなかった。岩そのものに感情があるとは思わないのだけど、なにかが空間を支配していて、見るものに言葉にならないものを感じさせる。
それに比べて花は純粋で優しい。山には山の主がいて、個性がある。花を(心に残るようなタイミングで)見せてくれる山は、見かけは怖くても、根が優しい。
不思議なもので、岩にも歓迎してくれているものと、そうでないものがある。探していた岩は導かれるように辿り着いたけど、ある岩は怖かったので近づかなかった。岩そのものに感情があるとは思わないのだけど、なにかが空間を支配していて、見るものに言葉にならないものを感じさせる。
それに比べて花は純粋で優しい。山には山の主がいて、個性がある。花を(心に残るようなタイミングで)見せてくれる山は、見かけは怖くても、根が優しい。