2018/06/08

山犬嶽

山犬嶽に。金毘羅宮の新築を手伝わせていただきました。
 
登山してすぐに新しい社(やしろ)を運ぶ人たちに遭遇、古いのと入れ替えるらしい。「どれくらいぶりですか?」と聞くと「覚えてないから60〜100年ぶりかな」と言う。こんなタイミングはないので、苔の森に行ってから、手伝わせてもらった。
 
山犬嶽には、先週行こうと計画していた。でもなんとなく気分が乗らなくて、理由もなく延期していた。今朝、バチっと目が覚めて、早朝から向かった。山犬が呼んだのだろう。誰も知らない百年に一度の神事を、森の中で見せてくれた。
 
なんとなくの中には、現世では(まだ)採用されていない力学が働いている。ぼんやりしていて、掴みどころがない。でも無意識は知っていて、ここぞというときが来ると、背中を押してくれる。山犬は時空を超えて、無意識の森に潜んでいる。
 



 

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