2014/07/05

影響

ある日、夕刻の空が赤く染まった。いつもは青い相が重なり合う時間帯なので、不思議に思って気になっていたら、今、世界ではイスラム教徒による断食月(ラマダーン)と知った。世界人口の4分の1くらいの人々が宗教的行事を行っている断食月には、そういう不思議な現象が起こってもおかしくないと、NY在住の方に教えてもらった。なるほどと気持ちがおさまった。

天空の不思議に合わせて断食月が設定されているのかもしれないし、断食月に合わせて、天空が不思議を表現してくれているのかもしれない。どちらでもなく、どちらでもあり、人智を超えた領域において、互いに影響しあっている。

天に向かって静謐な時間を共有できる喜びや平安は、あらゆる宗教や人種を超えて繋がっている。影響とはどちらが与えて、どちらが受ける関係というよりも、見えない力を互いに共有する共振増幅作用なのだから、響き合う影の光源とは大日如来であり、アッラーであり、GODであり、太陽であり、どのように考えてもいいのだと思う。現象は宗教を超えた場所から発生しているから。




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