2019/06/08

魔王殿

京都の室礼展の搬出に合わせて、鞍馬寺に。本殿から山に向かってカメラを合わせていたら、奥にあった小さな雲が、形を変えて膨らみながら、すうっと星曼荼羅の真上に来た。ほんとうに雲なのだろうか。

奥の院へと続く山道に、蛇が現れた。太陽の光を浴びて、金色に輝いて見える。神さまの使徒だろう。地主神が喜んで迎えてくれているときは、こういう徴(しるし)が頻繁に現れる。


そして魔王殿に。ここに金星から護法魔王尊が降りたったと伝えられている。空海の御廟に雰囲気が似ているけど、人(魂)の気配はなく、空(宇宙)との繋がりを強く感じる不思議な場所。呼ばれるように魔王殿に近づいたら、なにか見えないエネルギーのような、奇妙な風が吹いてきた。


その風に身を委ねていたら、魔王殿のなかに、あるものを見つけた。数日前からの奇妙なシンクロが、ぜんぶ繋がった。魔王は、この秘密を見せるために、自分をここに導いた。それがわかって、とても嬉しかった。結界がかかっているらしく、写真も撮れないので、具体的な内容を伝えることはできない。でもあのときの感動は、伝わる人には、伝わっているだろう。秘密はその人それぞれの体験や経験によって、徐々に開示されていく魂のコード。きっかけを与えることはできても、本人にしか暗号は解けない。

それから貴船神社の奥宮へ。道中には神気を帯びた美しく大きな木が何本もあり、鞍馬から貴船にかけてが聖域だとすぐにわかる。ほどほどに人を寄せ付けないところがあって、禍々しさと神々しさが同居している。


翌日は神戸、カタカムナの森に再訪。徴(しるし)がたくさん出ていて、精霊たちが迎えて入れてくれた。ここに来たのは3回目だけど、それまでは辿りつけなかった聖域まで精霊が案内してくれた。ほんとの聖域に入ると、感じているものと映るものの乖離が大きすぎて、写真ってほとんど撮れなくなる。ほんとうに大切なものって、目には見えない。

大樹には膨大な宇宙のデータが蓄積されていて、天と地を繋ぐアンテナのような役割を担っている。時間は未来から過去へ流れて、真の叡智を伝えるために、精霊が人を導く。距離や時間、自分が生きている時間さえ超えて、どこまでも遠くへ、魂は繋がっていく。




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