ひどく体調を崩していたカムイが、やっと回復してくれて、ホッとした。空とカムイは元気があり過ぎて、手に負えないところがあるのだけど、元気がないよりはずっといい。
特にカムイは自分にべったりなので、身代わりに近づいてきた病(邪気)を、引き受けてくれた自分の影のように思えてしかたない。彼らはたまたま犬と呼ばれているだけの、なにかだと思ってる。宮沢賢治のガドルフの百合や、タルコフスキーの映画に出てくるような、物語を横切る、安らかな黒い影。ペットの話ならしたくないけれど、魂のことなら話したい。
実感として、動物に人間の言葉は通じない。でも想いは伝わっている。人間よりも感度が高いので、どれだけ激しく暴れても、無造作に置いてる絵を傷つけたことは、いままで一度もない。草や木や花も同じだろうと思う。人間の言葉は持っていない。でもそれぞれの言葉を持っている。
特にカムイは自分にべったりなので、身代わりに近づいてきた病(邪気)を、引き受けてくれた自分の影のように思えてしかたない。彼らはたまたま犬と呼ばれているだけの、なにかだと思ってる。宮沢賢治のガドルフの百合や、タルコフスキーの映画に出てくるような、物語を横切る、安らかな黒い影。ペットの話ならしたくないけれど、魂のことなら話したい。
実感として、動物に人間の言葉は通じない。でも想いは伝わっている。人間よりも感度が高いので、どれだけ激しく暴れても、無造作に置いてる絵を傷つけたことは、いままで一度もない。草や木や花も同じだろうと思う。人間の言葉は持っていない。でもそれぞれの言葉を持っている。
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