2013/12/31

タブラ・ラサ

タブラ・ラサ。

タブラ・ラサ(tabula rasa)とは、ラテン語で、白紙状態、何も書かれていない書板、という意味がある。感覚的経験をもつ前の心の状態を、比喩的に表現したもので、人間の知識の起源に関し、生得観念を否定する経験論の主張を概括する言葉。

空が崩れるような、暗く、厳しく、美しい吹雪。
長く続く雨の日や、いつもの風景が失われていくような白雪の時間には、タブラ・ラサを感じる。
原始の記憶を透過する、心の真空がやってくる。

One way to open your eyes is to ask yourself,
"What if I had never seen this before?
What if I knew I would never see it again?"
 Rachel Carson

(目を開くひとつの方法は、自分自身に問いかけてみることです。
もしこれが、今までに一度も見たことがなかったものだとしたら?
もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?と)
レイチェル・カーソン



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