2016/03/27

腑に落ちる


カムイが制作中に、足下にふっと来て、渦のようにくるくる回って、ストンと丸くなって、そのまま眠ることがよくある。場所によってはとても作業がしづらいのだけど、一連のその様子が妙に腑に落ちるというのか、はじめからそこにいたような、運命的な安定感があって、ブラックホールのようなその黒い影を、動かすことができない。

腑に落ちるというのは、からだのなかで同時性が起こってるのだと思う。なんとなく、はっきりした理由がなくても、外側と内側がシンクロしていると、腑に落ちる。きっと人間なんて眼中にないような、宇宙の時間に波長が合うと、共時性(同時性)が起こるのだと思う。川の音、春の陽射し、小鳥の声。フレームの外にある自然の営みや事物が、グラデーションを整えている。

風に舞う花びらを数えるように、はじめからそこにあったような、なんとも言えない気持ちを拾い集めると、一枚の絵ができるのだろう。

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