2022/01/29

イマジネーションの世界

冬至を過ぎたあたりから、止まっていた絵が動きだした。宇宙の根っこがゆっくりと螺旋状に動き出して、その力に背中を押されるような不思議。受動なのに能動で、自分ではどうにもならないことなのに、自由を感じている。


絵を描いていると、視界に映るこの手は誰?と思うことがある。いわゆる離人症なのだけど、現実に希薄感はなく、むしろ未知の力に満たされていて、IDは失っているけど、主体性は今ここにある。このときたぶん、意識は身体を離れて、イマジネーションの世界にいる。

芸術とは、そのイマジネーションの世界からイマージュを預かり、現実に降ろして、二つの世界の均衡を取り、結びつける秘儀。魂が心の底からある目的を実現しようとするとき、その魂を導く霊的な働きがある。「人が本当に何かを望むとき、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助けるのだ」。

私たちが日常体験している現実と、その背後に隠されている、眼には見えない高次の世界。この二つの世界の接点に、美がある。ミクロコスモス(小宇宙)である人間と、マクロコスモス(大宇宙)である大自然は、意識の深いところで結びついて、イマジネーションを描いている。


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